目・瞳・愛の3つの愛をあなたに

勉強会の内容

緑内障は一生付き合う病気。失明原因の1位が緑内障。
30年前までは緑内障=失明だったが、その後とても良い薬がでて失明のリスク低くなった。
緑内障の治療は基本的に点眼薬で手術をするケースもあるが緑内障治療者の1割程度にとどまる。緑内障を発症する要因の一つが眼圧。但し、緑内障患者の7割の眼圧は正常値(正常眼圧緑内障)。

治療法

眼圧が高い方と同じく眼圧を下げるという治療法となる。正常値の場合でもさらに低い数値を目指して治療を行っていく。視神経の強さは人それぞれなので眼圧が高くてもダメージを受けない人もいるし、反対に眼圧が低くてもダメージを受ける人もいる。
緑内障はゆっくり時間をかけてじわじわと進行してくので自分では気づきにくい。
両眼同時進行ということすくなく、時間差をおいて進行していく。本人が気づく段階となると片眼は失明、もう片方も失明に近い状況で初めてわかる場合が多い。特に非きき目が悪くなるのは気づきにくい。
一度かけてしまった視野は元に戻すことができないので定期的な検査を欠かさないように。
緑内障の手術は眼圧を下げて進行を止めることが目的で視野を戻すことができない。手術というと治るイメージだが緑内障は治らないので注意が必要。
視野が欠けていても脳が周りの景色から補ってくれるので見えていない部分が暗く見えるわけではないので余計に自覚症状に乏しい。
緑内障の視野は上、下側また内側から見えなくなる。片目からなるためもう片方の目でカバーするため初期の時は自覚症状があまりなく気づきにくい。不自由を感じた時は両眼とも緑内障になっていることが多く、直すことができない為、早期に発見し、症状をそこから悪くさせないように長期的に治療する必要がある。悪化すると卓球やゴルフなどしている時にいきなりボールが消えたり、現れたりしたように見える。
視野検査をより正確に測るためには患者様の協力が必要となる。視野検査の時、疲れてしまい集中力がなくなることがありますが、そうすると正確な数値がでにくくなる。昔は30分かかっていた。視野が不自由、半分以上見えない状態になってしまうと距離感がなくなる。

緑内障の検査

いろいろあります。眼圧には個人差がありますが、平均してほとんど同じです。(レーシック手術を受けた人や角膜が薄い人は眼圧が低い)
眼底検査は神経が薄くなっていないか測定する。OCTは視神経組織を見るためにします。(1秒間に40~50枚の写真を撮りかさねられます)いろいろな人のデーターを元に測定されますが、80歳以上の方と20歳以上の方はデーター量が少ない。昔は散瞳させて測定していましたが、今は赤外線で測定できるようになったので、散瞳させなくても検査できるようになった。白内障の方でにごりにより撮れないこともある。
緑内障の発作があり70歳以上の女性の方(遠視)が多い。
昔に比べて目薬の種類が増えた。今は3種類を組み合わせるのが主流になってきている。

目薬

目薬には副作用がないと思われる方が多いが、緑内障の目薬の中には副作用のあるものがある。β遮断薬は血圧降下(最悪の場合心臓が止まってしまう)、ぜんそくを引き起こすなどがあります。
市販で売っている目薬は効果が弱いものが多い。長年使っていると抗体ができて薬の効果が効きにくくなることもある。
緑内障は目薬が一番の治療方法。緑内障の目薬は目の周りを黒くする成分など入っているので溢れにくくするため、一滴の量を減らしてある。そのため、一滴をしっかりと目に入れる必要がある。
白内障と緑内障両方持っておられる方は、早めに白内障の手術をされた方が良い。同時に両方の手術を受けることもできる。

実施日時

平成30年7月18日水曜日 13:30~14:30

患者さまからの質問

Q.何年か前に会社の検診で緑内障と診断され当院で検査を受け治療していたが、すぐに治療をやめてしまった。それから2年間ぐらい会社の検診で緑内障と診断されることはなかったのですが、大丈夫でしょうか?
A.会社の検診で緑内障の症状でひっかかる人はどの症状よりも多いです。以前は初期の状態で再検査のぎりぎりの数値だったのではないかと思われます。緑内障は基本的に治るものではないので、改めて検査をした方が良いと思う。
若い人で症状がないからと治療をやめられる方が多いが、治療をやめている間に進行している場合が多い。

Q.視野検査で見えたらボタンを押して下さいと言われるが、押すタイミングは遅くなっても大丈夫なのか?
A.大丈夫です。遅くてもカウントされています。機械で怪しいと思われたものは自動で繰り返し検査をしているので、正確な数値を出すことができます。